先に知っておきたいこと
変換方法は、元の原稿の形式で決まる
EPUBは、HTMLとCSSをZIPにまとめた形式だと、W3Cの解説に書かれています。見出しや段落が構造として付いた原稿は、EPUBの構造に置き換えやすく、位置が固定された形式は、組み直す必要があるため崩れやすくなります。
KDPで出すだけなら、EPUBにしなくてもよい
KDPのヘルプでは、おもな形式として、Word(DOC/DOCX)、KPF(Kindle Createで作る形式)、EPUBが挙げられています。HTML(ZIP・HTM・HTML)、RTF、TXTも受け付けます。PDFも受け付けますが、対応する言語が限られていて、日本語は含まれません。EPUBを自分で作るのは、KDP以外にも使いたい場合や、目次などの構造を自分で確かめたい場合です。
元ファイル別:進む記事の選び方
| 手元の原稿 | 進む記事 | ひとこと |
|---|---|---|
| Word(.docx) | WordをEPUBに変換する方法4選|無料ツールの選び方 | WordにはEPUBで保存する機能がないため、ツールを通す |
| PDFをEPUBに変換する方法3選|崩れる理由と注意点 | 崩れやすい。元のWordがあれば、そちらから作る | |
| HTML・Webページ | HTMLをEPUBに変換する方法4選|Webページの電子書籍化 | 本文だけを取り出したHTMLを用意する |
| Markdown | EPUBを無料で作る方法6選|目的別の選び方 | Pandocが向く |
| Googleドキュメント | EPUBを無料で作る方法6選|目的別の選び方 | 書き出し機能。現在の画面で出るかは確認が必要 |
| すでにあるEPUB(直したい) | CalibreとSigilでEPUBを作る流れ|変換から仕上げまで | 編集のためのソフトを使う |
テキスト(.txt)の場合
Calibreのマニュアルは、TXTを入力に使えると書いています。ただし、見出しなどの構造がないため、目次を作るには、見出しの検出の設定などが必要になります。構造を付けられるなら、WordやMarkdownに直してから変換するほうが安定しやすくなります。
目的別:ほかに読む記事
- ツールをどう選ぶか迷っている: EPUB変換ツールの選び方|目的別に比べる5つの基準
- 無料で作りたい: EPUBを無料で作る方法6選|目的別の選び方
- オンライン変換を使いたい(スマホから使う場合も): EPUBオンライン変換を使う前に確認したい5つの点
- 変換したら崩れた: EPUB変換で崩れる原因と対策6つ|注意点まとめ
- 公開前に確認したい: 高品質なEPUBを作るチェックリスト|変換前から公開前まで
- 読み手の端末で見え方が違う: EPUBがリーダーで崩れる理由と対策|表示差の原因
どの方法でも共通する3つのこと
- 変換前に、原稿の構造を整える。 見出しにはスタイルを使い、空行で間を空けない
- 変換の結果は、目で確認する。 KDPで出すなら、無料のKindle Previewerで、端末ごとの見え方を確認できる
- ツールを変える前に、原稿を見直す。 崩れたとき、原稿の作りを先に確認する価値がある
結論:まず元の形式を確認する
| 元の形式 | 安定度の目安 | 次の一歩 |
|---|---|---|
| Word・HTML・Markdown | 構造があるため、比較的安定しやすい | 各記事の方法から選ぶ |
| 崩れやすい | 元のWord原稿を探す | |
| テキスト | 構造を付ける手間がかかる | 見出しを付けてから変換する |
迷ったら、いま手元にある原稿の形式を確認して、上の表の記事へ進んでください。
よくある質問
どの方法が一番よいですか?
原稿の形式と目的で変わります。一番よい方法は一つに決められないため、上の表から、手元の原稿に合う記事を読んでください。
EPUBは必ず作る必要がありますか?
KDPに出すだけなら、必須ではありません。Word(DOC/DOCX)をアップロードする方法もあります。
変換に失敗したときは、どうすればよいですか?
先に、元の原稿の作りを見直してください。それでも直らないときは、EPUB変換で崩れる原因と対策6つ|注意点まとめを参照してください。